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美味しいみかん

美味しいみかんはどんなみかんなの?
「美味しいみかん」いうのは、もぎたての新鮮さがあり、クエン酸と糖のバランスがほどよく取れたもので、ただ甘いだけでは美味しいみかんといえません。糖度に適度な酸味が加わって、初めてみかん特有の美味しさが生まれます。もちろん木からみかんを外してもみかんは生きていますので呼吸をしています。そして時間が経つにつれて「貯蔵臭」がみかん全体に回って、みかん独特の香りが損なわれ、糖・酸のバランスが良いのにもかかわらず美味しく感じられません。
ライン

安心・安全
 当園では、美味しいみかんの基準の第一は、安全で安心して食べられるみかんが、一番美味しいみかんだと考えています。収穫直前や収穫後に防腐剤の散布を行っていないのも大事かと考えています。みかんって樹から外しても成長は続きやがて熟しきって腐り始めます。腐らないみかんって不思議ですね?。
 外観も市場流通の場合はカラーリング〔収穫後、密室で高温とガス処理で強制的にみかんに色づきさせる〕処理をします。青ければ消費者の方がスッパそうと判断して売り上げにつながりにくいからです。しかし私どもは、カラーリング処理を施していない自然のままの、ごまかしのないみかんが一番美味しい考えています。
 カラーリング処理の一番の問題は鮮度が落ち日持ちがしないので、ワックス処理をしなければならない点です。自然のまんまの光沢や鮮度がいきなり落ちてしまいます。

じょうのうの薄さ
 じょうのうとは、みかんのひとつひとつの袋のことです。この袋が薄ければ薄いほど食味があがり美味しく感じられます。じょうのうの薄さは美味しさを決める大きなポイントです。南紀州の紀南のみかんは、このじょうのうが薄いみかんで人気があります。どんなに糖度が高くても、じょうのうが厚ければ美味しさは感じられにくいです。そしてじょうのうは、みかんの大きさが小さくなれば、そして完熟に近づいてくるほど薄くなります。
 そしてじょうのうの数が多いほど美味しいともいわれています。


クエン酸と糖
味メーター

みかんの味を決めるクエン酸と糖は、酸度計、糖度計で計れます。みかんの産地では早い時期からこのクエン酸と糖度の数値を栽培に役立たせ、そして市場出荷の日を決めています。上の「美味しい味グラフ」を、見ていただくとわかるように、美味しいみかんのゾーンは非常に狭い範囲です。農家は市場出荷される前に、木から外して消費者の口に入るまでの日数を考えて採取するのですが、市場やマーケットの都合で美味しいまま消費者の口に届くのはどれくらいあるのか心配です。近年、産直がブームとなっているのも、やはりこういった事も関係しているのでしょう。

糖度

クエン酸

美味しいみかん

12.0

1.0.

美味しくないみかん

8.0

0.7
上の表でもわかりますが、糖度、クエン酸量、共に多いことが味の濃い優秀なみかんであることは間違いありませんが、これもバランスの上で成り立っていることです。


美味しいみかんの見分け方
色での見分け方
 9月から出荷する極早生みかんは、気温の関係で黄緑色をしていますが、秋が進むに連れて黄色みを帯びてきます。極早生温州の場合は、市場出荷する場合カラーリングという作業を選果場等で行い、強制的に色をつけていますので、緑色は酸っぱくて、黄色は美味しいという事にはならないと思います。特に雨の多い年は、酸が低くなり水くさくなりがちですので、逆に緑色したみかんが美味しかったりします。ですのでこの時期のみかん選びは、試食するのが一番でしょう。  産地でカラーリング作業が行わなくなるのは11月初旬からかとおもいます。この時期からは早生温州が本格的に出始めます。やはりみかんの王様と言われる「宮川早生」の出荷で、極早生温州にない、こくのあるみかんが食べられます。この時期からは赤みが多いみかんを選ぶのが良いでしょう。しかし産地によってはカラーリングを続ける産地がありますので、色でのミカン選びには注意しましょう!

カラーリングミカンの見分け方
 ヘタの部分がやけに、黄色みを帯びてヘタの先が茶色く変色しているみかんは要注意です!

形や外観での見分け方
 通常、極早生温州(宮本早生、上野早生、日南早生、原口早生、その他)といわれる種類のミカンは形は扁平で、早生温州といわれる(宮川早生、興津早生)は、円球にちかい形です。品種的にみましても極早生系統は、糖度は上がっても10度まで、さっぱりとした味です。早生温州系統は、糖も高く完熟温州になるタイプです。内袋は極早生は厚く、早生は薄いですが、これは産地によってもかなりの差があります。9月〜10月中旬は極早生のシーズン、10月中旬〜12月が早生温州のシーズンです。  外観の特徴でヘタの部分が盛り上がっている(へたの部分が凸になっている)みかんは、「腰高」といわれ、皮と身の間に無駄な空気が入り込んでおり、全体的に糖度は低い状態です。
 次にヘタの切り口を見て下さい、どうしても若い木や、木の頂上付近の木や勢いの良い木は、まだまだ成長段階の生理ですので、切り口の直径の太いミカンほど、水分が多く大味になっています。
 そして外観の特徴で一番わかりやすいのが、肌を見て下さい。肌がブツブツしているようでしたら大味で、きめの細かい肌でしたら、味も濃く美味しいです。

□参考
 みかんの樹は樹齢が10年をすぎる頃から、木自身の栄養バランスもとれ、安定してきます。ですので樹齢15年を超えれる頃からば、枝と実を結ぶへたの多くが細く、味の濃い美味しいみかんができます。一方、樹齢が10年以下の若い木は、いわば育ち盛りで、みかんのへたの多くは、枝もしっかりと太く、その為、実に必要以上の水分が送られてしまい、肌は粗く、水っぽいみかんになってしまいます。





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