バレンシアオレンジ
木村農園のみかんのい・ろ・は


木村農園で古くから栽培されていますバレンシアオレンジは、世界で最も多く栽培されています晩生系のオレンジです。 スペイン原産と思われがちですが、スペインには本種はなく、ポルトガルのドン・ジョオンが本種と同じであることからポルトガル説が有力となっています。19世紀末に大西洋アゾレス島からフロリダに渡り、カリフォルニアに伝わった。スペイン人が自国バレンシア地方に植えられている晩生のオレンジに似ていると語ったことからバレンシアレートと命名された。様々な説があります。
 昔は全国各地の温暖な地でバレンシアオレンジを栽培していましたが、あまりにも手間暇がかかり、大変な労力がかかるため、国内では栽培をやめた産地が相次ぎました。現在では、和歌山県が全国で一番の生産量(※回青バレンシアも含む)を誇っています。その中に於いて当園のあります、和歌山県田辺市上秋津地区が全国一のバレンシアオレンジの産地になっています。

バレンシアオレンジ

バレンシアオレンジ バレンシアオレンジ
7月
袋をはがすとオレンジ色のバレンシアオレンジが

1月に、一つ一つ袋掛けし、越冬させ7月から収穫にかかります。袋を掛けないと、5月まで黄色く色づいていた実が、また元の緑色に戻ります。
これを回青(かいせい)といい、バレンシアオレンジの味をだいなしする現象です。

バレンシアは、毎年5月に花が咲いてから、約400日間も樹で過ごします。バレンシアオレンジは、みなさまにお届けするまでに、とても時間がかかります。みなさんが知っています、極早生温州みかんは、花が咲いてから150日位で収穫が出来ることを考えれば、3倍の手間暇がかかります



 バレンシアオレンジは花が咲いてから実になり美味しいバレンシアオレンジをお届けする間に、2度の春と夏を体験します。花が咲いた翌年の5月中旬からは、気温が高くなると、果実が不要な養分(葉緑素)と水分を吸収し、果皮が青みがかりる現象で、果実の見た目もゴツゴツし内袋も堅くなり味がだいなしになります。回青現象を早く言えば、果実が二度も生長することです。
 この現象を防ぐためには、一つ一つの果実に袋がけをすることが必要となります。

 
高齢化が回青バレンシアオレンジを助長

 近頃、回青したバレンシアオレンジが、5月後半から7月中旬まで、安価な価格で)で、ネットや産直で販売されています。昔は、こういったことはなく、全国の産地では袋がけをして市場に出荷されていました。しかし、高齢化と労力不足におちいった農家や産地では、手抜きと思われる回青バレンシアを出荷しています。また、回生バレンシアオレンジを農家から安く仕入れ、普通のバレンシアオレンジとして販売されています業者の方もふえています。

 
簡単に回青現象を防ぐ方法はないの?

 あります! しかし、腐らないミカンって無い
 そのヒントは国内のバレンシアオレンジ市場で100%近いシェアーを誇る、輸入のバレンシアです。回青を防ぐには、完熟にならない内に早採りを行えば(4月中)防げます。ただし、この時点では表面の皮はオレンジ色になっていますが食味は悪く食べられものではありません。収穫後、時間をかけて熟成させればいいのですが、ここで大きな問題が生じます。それは、時間と共に、果実の表面にカビが生え腐り始めます。
 輸入のバレンシアオレンジは、国内の市場に並ぶまでに、収穫してから、どんなに早くても1ヶ月あまりかかります。輸入バレンシアオレンジは、回青を防ぐために、また輸出にかかる時間を逆算し、早採り(回青前に)をし、果実にポストハーベスト(殺虫剤、防カビ剤、その他)や、薬剤を落とさないためにワックス処理を行い、キレイにして日本に持ち込まれています。また、日本に到着後、検疫で害虫が一匹が見つかると、多くの場合、青酸カリや殺傷力の強い臭化メチルなどのガスを室内で農産物にかける「薫蒸」という消毒が行われます。
 当園は、こんな薬剤を使ったバレンシアオレンジを消費者の皆さんにお届けするわけには行きません。
 私(農家)は、輸入されたレモンやオレンジ、グレープフルーツは絶対食べませんが、知らない間に食べさせられていることもあるかもしれませんが...。

袋は2重袋、
一枚目の外側が緑色、その裏は黒色
内袋は赤色で
暗幕効果で光の進入を防いでいます
 
袋からバレンシアオレンジを取り出すのは、
私たちのお手伝いです(孫の手も借りたい)
1〜4月バレンシアはオレンジ色 1月〜3月にバレンシアは一つ一つ袋かけ

バレンシアオレンジは、冷蔵庫で冷やしてからお召し上がりますと、実がひきしまり、さらに美味しく、お召し上がれます。